受賞事例をより深い情報で解剖し、デザインアプローチによる開発手法と評価手法を研究する。本研究の成果を多くの企業が今後の開発に活用し、効率的なビジネス化の支援となることを目的としています。
基準価額(円) | |
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※基準価額は1万口あたり、分配金は1万口あたり税引前の金額です。
※基準価額(税引前分配金再投資ベース)は信託報酬控除後であり、税引前分配金を再投資したものとして計算しています。
換金時の費用、手数料等は考慮しておりません。
※基準価額は信託報酬控除後です。
※実績数値は過去のものであり、将来の運用成果、分配金の支払いおよびその金額を示唆あるいは保証するものではありません。
期間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | 6ヵ月 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 |
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騰落率(%) |
※期間別騰落率は税引前分配金を再投資したものと仮定して計算しています。換金時の費用、手数料等は考慮しておりません。
第23期寄付先に関する活動報告
第23期(決算日2023年9月20日)は次の7団体に寄付を行いました。
寄付先団体からの活動報告は以下のとおりです。
第23期のご支援により、13年目を迎えた「干潟保全プロジェクト」の2024年度活動計画を予定通り完了できました。戦後、82,621haあった全国の干潟は、埋立てや護岸工事などにより、およそ半分が消滅したと推定されます。干潟の消失は干潟に棲む生き物の消滅を意味し、生物多様性の観点からもその保全はたいへん重要です。しかし、干潟の生態的な価値や重要性が社会に認知される機会は極めて少なく、保全を具体化させるには、長期的かつ多様な取り組みが必要となります。
本プロジェクトでは、三浦半島の江奈湾干潟と紀伊半島のゆかし潟干潟を対象拠点とし、本格的な生物調査とその成果を活用した学術論文の発表、観察会や干潟ガイドブックの制作・配布、WEBでの情報発信のほか、継続的なごみ回収活動など、保全のための普及啓発活動を実施しています。多様な希少生物が息づくかけがえのない干潟環境を一人でも多くの人に知っていただき、より多くの目で見守っていく必要があります。
第23期のご寄付は、以下の用途に使わせていただきました。
①オンライン学習受講者への貸し出し用タブレット購入費
オンラインで開催している英語専科の学習会には、全国から約120名の高校生世代が参加しています。その中で、家庭にオンラインデバイスがない生徒に対してタブレットの貸し出しを行っています。貸し出し用デバイスは購入から3年以上経過しているため、新たなデバイスの購入費に充てさせていただきました。
②英語専科の学習会に通う生徒の教材費
英検受験のニーズは年々高まっており、高校受験や大学受験においてもスコアが優遇されます。2024年度より英検の内容が大きく変更されたため、教材の一新が必要となり、英検対策教材の購入費に充てさせていただきました。これにより、生徒たちの英検学習に大いに役立てることができました。
ご支援のおかげで、多くの子どもたちがスムーズに学習に取り組むことができています。ご支援いただき、本当にありがとうございました。
皆様の温かいご支援に心より感謝を申し上げます。
ご支援は子育てに悩む方々の相談に対応するボランティア活動に活用させて頂きました。コロナ禍での相談増加後、相談件数は横ばいとなっており、昨年度寄せられた電話相談は2,634件となりました。活動開始以来の総相談数は11万件を超えています。
子育ての中で抱える「子どものためにいい親にならなくては」との重責と孤独、「子どもがかわいく思えない」などの辛い気持ちが、匿名の電話相談や母親グループ「MCG(母と子の関係を考える会)」に多数寄せられています。近年は男性の育児休暇の取得率が話題となる中で、子育てに悩む父親からの相談も少しずつ増えています。
こうした活動に対して、皆様からご支援を頂けることが毎年大きな励ましとなっております。これからも勇気を出して相談を寄せて下さるお声に耳を傾け、心を寄せて参ります。ありがとうございました。
ご支援いただいたご寄付は、レンジャーズプロジェクトの活動の維持・促進に役立たせていただきました。レンジャーズリーダー研修会の開催など、リーダーの育成・登用や、ホームページやSNSによる活動地やボランティアの募集といった活動拡大のための広報活動に活用いたしました。これにより、安全管理や活動体制の強化をはかり、参加機会の増加やボランティア登録者数の増員に繋げることができました。
おかげさまで、今年度は新規に3か所の活動場所を追加し、年間で404人のボランティアの方々の参加を得て、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪の各地で計58回の活動を行うことができました。また、ボランティア登録者数も4,893名にまで増やすことができました。
今後も、多様な生き物と共に暮らす社会の実現に向け、「身近な自然環境を復元すること」「自然体験を通した豊かな感性と人間力溢れるヒトが育つ場を提供すること」を目指し、活動に邁進いたします。皆様のご協力とご支援に法人一同心より感謝申し上げます。
2023年度は、活動範囲の拡大や事業の展開がありました。グリーンセイバー検定のCBT方式導入も2年目を迎え、受検者数の増加を目指し、広報活動を強化し、試験期間も拡大しました。その結果、昨年度よりもおよそ2倍近くの受検者数となり、一定の成果が得られました。
保全活動では、新たに東京都内と兵庫県の公園内の2か所の森において森づくりのフィールド活動が開始されました。これらは企業による森づくりのプロジェクトでもあり、こうした動きは今後の広がりが期待されます。
人材育成の一つである里山林塾の活動では、定員を上回る受講者数となり、若い世代が増えつつあります。
さらに、活動内容も養蜂など多岐に渡り、地域の人達を巻き込んだ活気ある活動となっています。
環境教育関連では、継続的な子ども事業に加え、登録者約100名を対象に子どもたちが毎月森で生きもの調査などをするレンジャー体験プログラムを実施中です。これまでのノウハウを活かし、新しい活動も行うことができました。
第23期のご寄付は、弊会が19年間にわたり行ってきた障害者クライミング普及活動のノウハウを日本全国に共有し、クライミングを通じた地域コミュニティの創造を支援するため、日本各地の有志によるクライミングサークルの支援に充てさせていただきました。
クライミングサークルを「全国交流型クライミングイベント」と題し、各地域で主催者と教育・医療関係者を繋ぎ、イベントの基盤づくりを行いました。
現在、全国18地域(札幌、函館、宮城、富山、山梨、愛知、京都、大阪、島根、岡山、広島、徳島、高知、福岡、熊本、鳥取、北九州、宮崎)でイベントが開催されています。
今後も、外出機会の少ない障害当事者に向けてスポーツの選択肢を広げ、社会参加や健康寿命の延伸に寄与してまいります。また、障害者と健常者の相互理解を深め、多様性を認め合うユニバーサルな社会の実現を目指します。
全国47都道府県での展開を目指し、人々の可能性をさらに広げる活動を、今後も推進していきます。
今年度のご寄付は、就労支援の一環として開催している「ゆずりは工房」における、ぴあスタッフへの謝金や交通費として活用させていただきました。「ゆずりは」にたどり着いた相談者の中には、親や家族からの虐待や支配の被害を受けてきた人や、親の介護などをしているケアラー状態でなんとか生きてきた若者がいます。長きにわたって、子どもとして安心して生きられなかった苦しみや辛さを言葉にして、誰かと共有することは、自分が「生きていてもいい」と思える大切な一助となります。さらに、相談者は支援を受けるだけでなく、共に働き、誰かの役に立てた経験をすることは、安心して生きていく支えとなります。ぴあスタッフは6名おり、工房は年間54回開催することができました。社会から孤立し排除されてきたと感じてきた若者たちが「ゆずりは」と出会うことで、再び社会への安心や信頼が生まれるよう、私たちは今後も見守り応援を続けていきたいと考えています。
第24期寄付先のご紹介
第24期(決算日2024年9月20日)は信託報酬の中から総額4,389,910円(日々の信託財産の純資産総額に年0.1~0.2%の率を乗じて得た金額)を、以下の7団体に寄付しました。
OWSは1998年に設立した海の環境NPO法人です。海をとりまく自然とそこにすむ生き物を通して、「自然に親しむ・自然を学ぶ・自然の大切さを伝える」活動を推進しています。
現在、主に次の4プロジェクトに取り組み、さまざまな連携や協働を創出し、成果を得ています。
◆海の子プロジェクト:海離れ、自然離れが著しい現在、自然体験学習を通して子どもたちに海の自然や生き物とのふれあいの機会を創出しています。これまで3,200名以上の子どもたちが参加しています。
◆サンゴ調査プロジェクト:研究者との連携による温暖化の影響評価のためのサンゴおよび魚類のモニタリング調査等を全国10海域以上で実施しています。
◆海洋ごみプロジェクト:学校等への教材提供、講演、写真資料展、ごみ回収活動等、毎年5,000人以上を対象目標とする海洋ごみ削減の普及啓発を実施しています。
◆干潟保全プロジェクト:研究者、地元住民等多様な主体と連携・協力して行う干潟環境の保全活動です。紀伊半島、三浦半島を中心に黒潮流域の各干潟での調査も実施しています。
《SDGs目標》
4.質の高い教育をみんなに
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
認定NPO法人キッズドアでは、2007年の設立以来「日本の子どもの貧困」、「ひとり親家庭支援」に取り組んでいます。生まれてきた環境や災害等によって、子どもたちの将来の夢や希望に不平等が生じる社会はおかしい、困難な状況にある子どもたちにもフェアなチャンスのある社会を作りたいという想いで活動しています。
キッズドアが支援する子どもたちは、ご家庭の収入が厳しいため十分な教育を受けられず、進学や就職において不利な状況にあります。このため、子どもたちが親世代になったときにも、この状況は連鎖してしまいます。この「連鎖」を断ち切るために、東京・宮城を中心に無料の学習支援や居場所を提供し、2023年度は約2,000人の小学生から高校生が通いました。この活動には、約1,000人以上の市民ボランティアの皆さんに関わっていただき、継続的に活動することができています。
《SDGs目標》
1.貧困をなくそう
4.質の高い教育をみんなに
社会福祉法人子どもの虐待防止センター(CCAP)は、1991年から主に家庭内で起こる子どもの虐待防止のために活動する社会福祉法人です(社会福祉法人認可は1997年)。
虐待によるトラウマは子どもの人生に大きく影響します。同時に親も困難を抱えて苦しんでいることも多く、親を責めるだけでは問題は解決しません。そのため団体設立時より子どもを虐待から守るためには家族へのサポートが重要である認識のもと、子育てに悩む親を対象とした電話相談、母親グループ「MCG(母と子の関係を考える会)」や当法人の2つの独自プログラムである「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラム®」、「アタッチメント形成のための心理療法プログラム」を行っています。その他にも里親・養親支援事業や研修も行い、2019年には公益事業として医療部門も開設しました。民間の相談窓口として多くの方にご利用頂くとともに、活動を通して家族への温かい支援の必要性を社会に発信しています。
《SDGs目標》
1.貧困をなくそう
3.すべての人に健康と福祉を
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に
多様な生き物と共に暮らす社会を目指し、「身近な自然環境を復元すること」「自然体験を通した豊かな感性と人間力溢れるヒトが育つ場を提供すること」を使命に、日本国内にて主に3つの事業を行っています。
◆ふるさと未来創造プロジェクト
多くの農村が過疎化などの問題を抱えています。都市と農村を結びつけ協働することで、農山漁村の生態系を豊かにすることや、地域の問題解決と活性化を目指しています。
◆環境再生医制度
環境再生医の資格制度を運営しています。「自然環境」と「自然とヒトの関係」の再生を目指すSDGs視点の環境人材を育成・支援しています。
◆レンジャーズプロジェクト
若手のボランティア希望者が地域の環境保全団体へお手伝いに行く環境保全ボランティアです。ボランティア希望者が環境活動を始めるきっかけを創出し、高齢化や人手不足などで困っている環境保全団体の課題解決を目指します。
《SDGs目標》
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任・つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
15.陸の豊かさも守ろう
17.パートナーシップで目標を達成しよう
パルシックは、民際協力とフェアトレードを中心にアジア地域で活動するNGOです。国と国の協力である「国際協力」ではなく、市民と市民との協力を意味する「民際協力」を掲げ、地球上の各地で暮らす人々が国境を越えて直接的に助け合うことを大切にしています。
能登半島地震の被災者に対して、以下の活動を行っています。
◆ちょっこりカフェと交流サロン:被災者のお困りごとを聞き、少しでもホッとした時間を提供するため、避難所で出張カフェを開きました。また、4月以降は仮設住宅などでイベントを開催し、被災して会う機会が少なくなった人々に交流の場を提供しています。
◆生活家電の購入支援:能登町の仮設住宅に入居した方の生活再建を支援するため、生活家電の購入支援を行っています。
◆支援物資の配付:輪島市の重蔵神社で在宅被災者や仮設住宅に暮らす方に食料品などの物資配付を行っています。加えて、2024年9月21日に発生した能登半島豪雨の被災者への支援も行っています。
《SDGs目標》
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
10.人や国の不平等をなくそう
12.つくる責任・つかう責任
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
児童虐待による死亡の中で最も多いのは、生まれたその日に命を失うケースです。これは、妊娠の困りごとを誰にも相談できず、一人で抱え込み、社会から孤立したために、母子の安全が守られなかった結果だと考えています。
ピッコラーレは、「にんしん」をきっかけに、誰もが孤立することなく、自由に幸せに生きる事ができる社会の実現を目指して、妊娠にまつわる全ての「困った・どうしよう」に寄り添う妊娠葛藤相談窓口「にんしんSOS東京」や、居所のない若年妊婦が妊娠期を安心して過ごせる居場所「ぴさら」の運営、地域における包括的性教育の実践「出張ピコの保健室」などの活動を行っています。さらに、相談員のスキルアップを目的とした研修の開催や、「妊娠葛藤白書」(2021年)の制作・発行など、妊婦の孤立を生み出す社会構造の変革を求めて、提言や啓発活動にも積極的に取り組んでいます。
《SDGs目標》
1.貧困をなくそう
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
10.人や国の不平等をなくそう
「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、私たちは国内で19年以上にわたり、障害のある子どもや大人を対象としたクライミングスクールや、障害の有無に関係なく楽しめる交流型クライミングイベントの定期的な企画・運営を行っています。また、講演会や体験会も実施しています。
クライミングは、障害の有無に関係なく、同じ場所で同じルールのもと楽しむことができるスポーツです。健常者と障害者が「助ける・助けられる」関係ではなく、同じクライミング仲間として互いに理解し、壁を取り払うことで、多様性を認め合う価値ある機会を提供しています。
私たちは障害、年齢、性別、文化の違いを超えて、すべての人が社会の一員として支え合い、安心して暮らせる社会を目指しています。それぞれが自分らしく生き、持てる力を発揮して元気に暮らせる環境を作っていきます。
《SDGs目標》
3.すべての人に健康と福祉を
10.人や国の不平等をなくそう
注:上記7団体は、第24期計算期間にかかる金額を寄付をさせていただいた団体であり、第25期計算期間以降については、上記の団体に寄付を行うとは限りません。
※写真は、当社代表取締役社長の藤岡から各団体に目録を贈呈後、記念撮影をしたものです。
■表記ファンドにかかる寄付金額および寄付先等については、運用報告書等において公表しています。